みんなの思い出!一度は読んでる!? 絵本作家かこさとし

みんなの思い出!一度は読んでる!? 絵本作家かこさとし

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500冊を超える人気絵本を手がけた大人気絵本作家「かこさとし」さん。その作品は一般的な絵本の他にも宇宙の謎や化学をわかりやすく解説する絵本で世代を超えて多くの子供たちから愛されました。今回はそんな、かこさとしさんの人生や原点、絵本作りへの思いについて紹介していきます。

 

かこさとしとは

半世紀にわたって絵本の創作を続け、だるまちゃんシリーズなどを代表に50年以上に渡ってたくさんの子供たちに愛された絵本を生み出した大人気絵本作家です。

 

かこさとしの経歴

  • 東京大学工学部を卒業
  • 化学メーカーに入社
  • 24歳のころ、趣味の絵を活かしてボランティアで子供たちに手作りの紙芝居を読み聞かせ
  • 子供の素直な気持ちを作品にして伝えていきたいと絵本作りを本格的に始める

手作りの紙芝居を作っていた当時、化学メーカー企業の独身寮に住んでいたそうですが、その広さ4畳。しかも2人でその部屋に暮らしていたため、絵を描くスペースがなかったため、同居人が夜勤でいない時間を見計らって紙芝居作りを行っていたそうですよ。

 

かこさとしの絵本の原点

かこさとしさんは、絵本作家になる前、公園で子供たちに自作の紙芝居を読んで聞かせていたそうです。手づくり紙芝居に対してどんな反応をするかが楽しみな一方で、紙芝居の途中で子供たちがいなくなってしまうこともあったようです。すると今度は”どうしたら子供たちが喜ぶのか”を研究し始めます。紙芝居を聞きにきている子供たちの特徴や興味・関心をノートに書き溜めて分析していくのです。直接、子供たちの表情やリアクションを見ながら作品づくりを行った経験が数多くの人気絵本へとつながっていったわけですね。

 

かこさとしの先生(師匠)

かこさとしさんは数多くの絵本や紙芝居によって、たくさんの子供たちを笑顔を作ってきたわけですが、そんなかこさとしさんの先生(師匠)は誰なんでしょうか?

「私の絵本や紙芝居の先生は”子供たち”」と、かこさとしさんは語られています。自分の価値観や考えの押し付けていくのではなく、子供たちとのコミュニケーションを通した試行錯誤の結果、多くの子供たちから愛されたのでしょう。

 

かこさとしの絵本づくりの工程

  1. シナリオ(ストーリー)を考える
  2. カレンダーや広告の裏紙を使って、レイアウトを考える(赤い線で配置を引きながら考える)
  3. 絵を描いていく

かこさとしさん曰く、「貧乏性でカレンダーなどの裏紙を使ってしまう」「子供たちに楽しんでもらえるにはどうしたらいいかを考える作業が一番おもしろい」「最後までうまくいくかわからない」と仰っています。

 

かこさとしの代表作

40年以上前に作られた絵本ですが、今なお世代を超えて愛される絵本です。

  • からすのパンやさん
  • だるまちゃんとてんぐちゃん
  • どろぼうがっこう

 

かこさとしの絵本作りへの想い

「単に楽しい、おもしろいだけの絵本は残念」「子供が成長した時に、少しでもプラスになるように心がけている」とインタビューで語られている通り、かこさとしさんの絵本は、教訓を押し付けるような作品ではなく、”思いのまま”行動したり”悪いこと”をする登場人物を通し、自分と照らし合わせて、自分で考えて善悪を判断する力を養うことができるような作品になっています。大人になってかこさとしさんの絵本を手に取ると、絵本の雰囲気やイラストからその信念や思いを感じ取ることができます。

かこさとしの絵本作りへの想いを綴った作品

「未来のだるまちゃんへ」

 

2018年

2018年1月にも新作となる3冊の絵本を出版するなど、精力的に創作活動が行われていましたが、2018年5月2日、慢性腎不全のため永眠。