中国と比較されたり何かと話題のインドとはどんな国なのか、なぜ経済発展を果たしたのかその理由についてまとめていきます。
インドについて
元々は超巨大大陸の一部
インドは、現代からおよそ6億年前の古生代から中生代前半のおよそ3億年もの間は、ゴンドワナ大陸の一部でした。ゴンドワナ大陸は現在でいう南アメリカ・アフリカ・オーストラリア・南極・インドなどが陸つなぎの超巨大大陸だった時の名称で、およそ3億年前から徐々にプレートの移動によって分裂が起こり現在のようになりました。
ヒマラヤ山脈の形成
ゴンドワナ大陸から分裂するようにして、移動してきたインドはユーラシア大陸と衝突し、ヒマラヤ山脈を形成しました。
多様な動物
ベンガルタイガー、インドライオン、インドヒョウ、インドサイ、シカやジャッカル、サル、牛などインド固有種の動物がたくさんいます。特にインドの北東部と西部が多様な生物が生息するホットスポットとして世界でも有名です。
インドの歴史
古代ハラパン文明
紀元前2800年〜1750年の間には「ハラパン文明」が起こり、世界初の計画都市(無計画な形で形成される集落とは異なり、計画的に作られた都市のこと)として”地下の排水施設”や”水洗トイレ”が生み出されました。
古代ハラパン文明の文化
ロストワックス鋳造法につながる鋳造技術が生み出されました。ロストワックス鋳造法とは、比較的低音で溶ける性質のある蝋(ロウ)で鋳型を作り、そこに金属を流し込み鋳造するという技術
仏教の誕生
世界でも主要宗教の1つである仏教が、インドの地を中心として伝来していきました。紀元前500年ごろにインドで誕生した仏教は、まずはアフガニスタンやスリランカに伝わり、その後ビルマ、中国、韓国、チベット、日本といった順番で伝わっていきます。
数学
ゼロや10進数の発見はインドと言われています。
多様性
インドは元来移民の国で90%以上の人々が生粋のインド人ではないため血筋も宗教も多様で、22個もの公用語があると言われています。民族も200以上存在し、衣服、料理、ダンス、音楽などどれをとっても多種多様です。
インドはとても若い
インドの人口はおよそ13億人ですが、そのうち25歳未満の人はおよそ半数にも上り、とても若いのです。
なぜインドは発展したのか
インドの発展とはいえ、北インドと南インドの発展には大きな差があります。
南インドが発展した理由
識字率
北インドに比べ、南インドが大きく発展した理由としてまず挙げられるのは「識字率」です。南インドに属するタミル・ナードゥ州とケララ州はインドの州ごとの識字率の調査においてトップ2でした。
英語力
南インドでは母国語だけではなく、英語の教養も進んでいます。この語学力のおかげで南インドのチェンナイではIT分野でアウトソーソング事業が飛躍的に拡大しました。
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