医学部出身の作家 今村昌弘とは? ゴロウ・デラックスで話題

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ゴロウ・デラックスに出演して話題になった今村昌弘さん。評価を得るまでに、明確な努力と工夫がありました。そんな今村さんの作品とこれまでについてまとまてみました。

 

今村昌弘とはどんな人物?

1985年に長崎県で生まれ、岡山大学医学部を卒業したミステリー作家です。大人になってから、小説の勉強のために読書を行ったようで、「十角館の殺人(作家:綾辻行人)」、連城三紀彦の小説を中心にミステリーの勉強をしたそうです。医学部での国家試験の勉強がしたくなくて、小説を書くことで気を紛らわせていたそうです。兵庫県に住んでいて、フリーターとして生活費を稼ぐ合間に小説を書いていて、父親からも「夢は期限を決めて追え」と言われていたようで、その期限が数々の賞や書評家に評価された作品「屍人荘の殺人」を書き終えたタイミングだったそうです。まさにギリギリ!

 

本との出会い

  • 「アース・リバース(三雲岳斗)」を読んだことをきっかけに、読書にハマり三雲岳斗作品をぜんぶ読んだそうです
  • 小学生の頃、図書館で子供向けのミステリー片っ端から読んでいたそう
  • 教育方針で流行っていた「金田一少年の事件簿」はあまり読めなかったそう
  • 思春期に読んだ「氷菓」(作家:米澤穂信)に強く影響を受けたそう

 

今村昌弘の小説

2017年に、小説「屍人荘の殺人」が鮎川哲也賞を受賞した他、「このミステリーがすごい!2018年版」「週刊文春のミステリーベスト」「2018本格ミステリ・ベスト10」など様々な小説ランキングで1位を獲得し、一躍有名小説家に中身入りしました。

 

「屍人荘の殺人」を読んだ感想

私もこのミステリーがすごい!2018年版で紹介されていたこの作品が気になり、書店にて購入し読んだわけなんですけど。読んでいてまず最初に思ったことは「読みやすい!」でした。情景を思い浮かべるための言葉がきちんと綴られているせいか頭の中で想像しながらサクサク読み進めていくことができます。そして、ストーリー展開に関してですがこれを読んだ人は必ず「まさか!こんな展開になるの??」と心の中で叫ぶでしょう。山荘で起こる密室殺人という、金田一少年の事件簿でも幾度となく登場したベタな設定から、”非現実”というエッセンスを加えるだけこうも新しくなるのかと衝撃を受けました。非現実な状況に置かれた主人公になりきって読み進んでいくと、「こうなるかな?」なんて予想しながら読んでいくことになり想像力を余すことなくかき立てられるのですが、その想像をはるかに超えてきます!!笑

たしかにこのトリックが思いついてしまったら小説化したいと誰もが思うんではないでしょうか笑

なので、読んだ人、ぜったいにネタバレは厳禁ですよ!誰かに言いたくなる気持ちは分かりますが、そっと本をオススメしましょう。

 

 

今村昌弘の小説づくり

今村昌弘さんは分析家

今村昌弘さんが鮎川哲也賞を受賞したのは偶然ではありません。分析を行ってその可能性を限りなく高めた作品を書いたからなんです。というのも、今村さん、鮎川哲也賞でどんな作品が過去に受賞されてきたのかを分析し、「密室もの」のミステリー作品が受賞しているということに気づいたのです。

 

今までにない「密室もの」

密室殺人というのは、これまで数多くのドラマ、映画、マンガ、小説でえがかれてきました。そのため、”密室トリックは出尽くしてしまっている”と考えられていました。しかし、今村さん、ここで諦めず、新たな「密室もの」の新しい形を生み出すのです。

 

トリックより動機

今村昌弘の作品では、”どうやって殺したのか”というトリックだけでなく、”なぜ殺人に至ったのか”という犯人の動機を描くことにも余念がありません。そして、犯人の動機に限らず、探偵の動機、つまり”なぜ事件を解決するのか””トリックを紐解くのか”といったところにも注力しているのです。

 

犯人の絞り込み

スパっと犯人がわかるのではなく、消去法によって絞り込んで犯人を絞り込んでいくといった方法を採っています。これによって読者の納得感が高まり、いわゆる本格ミステリーの重厚感のようなものが感じられます。

 

最後に

分析家であり努力家でもある今村さん、今後の作品も”奇想天外”な”論理”によって、”必然的”に人気を獲得する小説になっていくと大きく期待できますね!楽しみにです^^ みなさんもまだ読めてない方は乗り遅れないようにぜひ読んでみてくださいね!

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