鼻づまりになる原因・理由と、副鼻腔炎かどうかの見分け方

鼻づまりになる原因・理由と、副鼻腔炎かどうかの見分け方

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鼻づまりの構造・役割から、なる理由や原因、治療法までを紹介!鼻水が原因ではない!?副鼻腔炎や下鼻甲介の腫れ、鼻中隔弯曲症、アデノイド肥大症などの見分け方や治し方を分かりやすく説明していきます。

 

鼻の構造・役割

鼻の穴の中には「中鼻甲介」「下鼻甲介」という組織があり、鼻で空気を吸うとこの2つの組織を通り抜けていくことになります。こうすることで、吸った空気を体内に入れる際に「加温・加湿」をしたり、「塵(ちり)や病原体を除去する」ことができるのです。

 

鼻づまりになる理由

下鼻甲介が腫れるから

鼻づまりの原因として最も起こりやすいのは”下鼻甲介の腫れ”です。鼻の中にある「下鼻甲介」が腫れてしまうことで空気を吸った時に通り抜けることができなくなってしまいます。これは「風邪(急性鼻炎)」「アレルギー性鼻炎」「慢性肥厚性鼻炎」「薬剤鼻炎」などによって引き起こされます。

鼻中隔が曲がっているから

鼻の穴は左右に2つ分かれていますが、この左右を分ける壁(軟骨)のことを”鼻中隔”と言います。この鼻中隔が成長と共に曲がってしまうことで鼻の中での空気の通り道が狭まり、鼻づまりを引き起こします。

鼻茸によって塞がっているから

鼻茸とは、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎によって炎症が繰り返されることで粘膜の1部が”房状”になったものです。”鼻ポリープ”と呼ばれたりもします。これが鼻の中を塞ぐことで鼻づまりが引き起こされます。

アデノイドによって塞がっているから

鼻の一番奥、つまり鼻と喉の境目部分に「アデノイド(咽頭扁桃)」という部分があります。これが度重なる炎症などによって肥大してしまうことで、鼻が後ろから塞がれたような状態になり、鼻呼吸がしづらくなります。

参考:アデノイド顔貌の原因と治し方!咽頭扁桃の肥大で顔が変形してしまう!?

 

鼻水が原因での鼻づまりは少ない!

鼻づまりになる理由としては以上のパターンが多く、実は「鼻水が詰まる」ことで引き起こされる鼻づまりは少ないのです。副鼻腔炎などでは、鼻水が膿状になるためネバネバするので鼻水が鼻づまりを引き起こすことにもなりますが、鼻水がサラサラと水っぽいのに鼻づまりが引き起こされている場合は上記のパターンのどれかに当てはまることを疑いましょう。

 

鼻づまりの原因の特定・見分け方

下鼻甲介の腫れ

「風邪(急性鼻炎)、鼻炎・副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性肥厚性鼻炎、薬剤鼻炎」などは下鼻甲介の腫れを引き起こすため、鼻の中での空気の通り道が腫れによって狭くなることで鼻づまりとなります。

鼻中隔弯曲症

成人になると多かれ少なかれ、鼻中隔はある程度曲がっているので見た目では判別することは難しいです。鼻中隔の大きな歪みにより出血(鼻血)が出やすいことがあるので、少量であっても鼻血が出やすい人は鼻中隔弯曲症の可能性があります。

アデノイド肥大症

もともと幼少期の頃にはアデノイドは大きくなるため、鼻呼吸がしづらく口呼吸になる時期があります。とはいえ、基本的には成長と共にアデノイドは収縮していくため、自然と鼻呼吸に切り替わっていきます。しかし、炎症などによりアデノイドが収縮せず大きく肥大したままの場合、鼻が塞がってしまうため、鼻呼吸はしづらいままとなります。アデノイド肥大症かどうかの見分け方としては、アデノイド肥大症特有の顔つきに変形してしまうこともあるので、以下の記事をご参考ください。

参考:アデノイド顔貌の原因と治し方!咽頭扁桃の肥大で顔が変形してしまう!?

参考:ゴリラ・猿みたいな口元?口ゴボの由来・原因・自力の治し方

 

鼻づまりの治し方

まずは薬局に行って市販の鼻づまりに効くと言われている薬によって症状を緩和させようとしますが、人によって鼻づまりの原因は様々です。どの薬が効くのかというのは分からないかと思いますので、まず耳鼻科にいって専門のお医者さんに診てもらうのが時間的にも費用的にも効率的です。

耳鼻科に行くとまずは薬による治療が行われるのが一般的です。薬でも治らない場合には、外科手術という手もあります。

 

下鼻甲介の腫れを除去する手術

鼻づまりの原因が”下鼻甲介の腫れ”の場合には、下鼻甲介を焼く”下鼻甲介焼灼術”が施術されることもあります。この下鼻甲介焼灼術には大きく2種類あって「レーザー」か「電流(高周波)」を鼻の粘膜に当てることで治療していきます。日帰りでの手術となることが多く、30分くらいの手術で費用は1万円くらいです。

 

鼻中隔弯曲症の手術

鼻づまりの原因が”鼻中隔弯曲症”の場合には、鼻中隔の歪みを除去する外科手術となります。鼻の軟骨を削り取る手術となるので、局所麻酔か全身麻酔となります。医師との相談のもと、日帰り〜1週間の入院が必要になる場合もあります。1時間くらいの手術で費用は10万円くらいです。

 

アデノイド肥大症の手術

鼻づまりの原因が”アデノイド肥大症”の場合には、肥大したアデノイドを除去する外科手術となります。医師との相談のもと、1週間ほどの入院が必要になる場合もあります。1時間くらいの手術で費用は10万円くらいです。