遺伝子組み換えって体に悪いのか、品種改良との違い

遺伝子組み換えって体に悪いのか、品種改良との違い

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遺伝子組み換えとは?

ある弱点を補うために、遺伝子を操作することで克服する技術です。例えば、ある生物から抽出した暑さに強い遺伝子を、別の暑さに弱い生物に組み込んだら暑さの強い生物ができあがるのです。全く別の生物から遺伝子を持ってくるため、自然界には存在しない生物が生み出されるのです。

代表的な遺伝子組換え作物10品種

  1. とうもろこし
  2. 大豆
  3. コットン
  4. パパイヤ
  5. キャノーラ(油)
  6. じゃがいも
  7. トマト
  8. 乳製品
  9. えんどう豆

 

2種類の遺伝子組み換え

遺伝子組み換えには大きく2つのタイプがあります。「農薬(除草剤)に効かない遺伝子を組み込む」と「殺虫性のある毒素がでる遺伝子を組み込む」の2つです。

 

遺伝子組み換えの作物は安全か

遺伝子組み換えは悪いって聞くけど具体的に何が悪いのかご存知でしょうか。

遺伝子組み換えの作物が人体に悪いと言われる理由

  • 農薬が使用されているから
    遺伝子組み換えは良くないと言われるのと同じくらい、農薬が良くないという言葉も耳にしますね。でも、基本的にはアン税制が確認された農薬しか使用されていないですし、使い方がきちんと守られていれば安全と言われています。しかし、「ネオニコチノイド系の農薬」によって体調不良や発達障害を引き起こす例が過去に問題になったために”農薬は絶対に悪い”という意識が日本国民に根付いたのです。

  • 安全性の根拠がない
    遺伝子組み換えは先ほど紹介した通りで、自然界には本来存在しないものなわけです。そのため、人体にどんな悪影響があるのかが未知数ですし、その危険性が全くないと保証された上で使用されているわけではないというのが現状なのです。

 

なぜ遺伝子組み換えの作物があるのか

遺伝子組み換えを行うと、農家の手間が減り、生産量が増え、農薬が減少するためでした。しかし、実際には遺伝子組み換え作物の種子はあるドイツの会社がシェアを独占しており、さらにその企業が種子と農薬を抱き合わせで販売契約を行うため、農薬の量は減っていないようです。また生産量に関しても遺伝子組み換え作物に変えたからといって増加はしていないようです。

 

遺伝子組み換えの作物はどのくらいあるのか

スーパーで販売している商品のおよそ70%が、その原料に遺伝子組み換えの作物が含まれているといわれています。例えば、ジュースやお菓子でよく使用されている甘み成分「果糖液糖」や油は遺伝子組み換えのコーンが原材料として使われているといわれています。巷には遺伝子組み換えが普及しており、知らずのうちに私たちの口の中に入っているのです。

 

遺伝子組み換え作物使用の表示基準

遺伝子組み換え作物を使用しているかどうかを商品パッケージに記載する基準が各国で設けられています。日本では5%を超えたら表示する義務がありますが、ヨーロッパでは0.9%を超えたら表示する義務となっています。ここからも日本の食に対する意識の低さが感じられます。

 

遺伝子組み換えと品種改良の違い

品種改良の中の1つの手段として遺伝子組み換えがあります。品種改良とは「作物の美味しさや生産量を高める事を目的に遺伝子を組み替えること」です。遺伝子組み換えは最近の技術と言えますが、ずっと昔から品種改良は行われていました。ある作物のめしべに、別の作物の花粉をつけて受粉させることで別の作物を作るという”人工授粉交配”が従来の品種改良です。この手法を使って、キャベツからカリフラワーやブロッコリーが誕生したのです。しかし、”人工授粉交配”には膨大な年月がかかるというデメリットがあります。一方でバイオテクノロジーを駆使した遺伝子組み換えは、短期間で確実に品種改良を行うことができるのです。

 

結論

遺伝子組み換えは必ずしも体に悪いというわけではないということですね。「体に悪くないという保証はない」というだけです。いま現在生きている人々が特に問題なく、生きていったらいつのまにか「遺伝子組み換えは恐い、悪い」という意見がなくなるだろうし、もし何か問題が起きれば規制が行われていくのでしょう。自分の身を守れるのは自分だけです。