中国ではゴキブリが薬!?食材?生ゴミ処理まで行う!?

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中国・山東省でゴキブリで生ゴミ処理を行うプロジェクトが実施されています。また、古くから薬としても使用されていたり、様々なシーンで活躍しているゴキブリは地球を救う救世主になるかもしれないのです。

 

日本での生ゴミ処理の方法

日本ではおよそ1000万トンもの量の生ゴミが家庭から毎年出ています。家庭からでる生ゴミについてはリサイクルされず、そのほとんどすべてが焼却・埋め立てされています。

日本での生ゴミ問題

焼却には莫大なお金がかかる

年間、日本全体では生ゴミの焼却におよそ2兆円もの経費がかけられています。これは日本国民一人当たり、ゴミの焼却に毎年15000円ほど支払っているという計算になります。

埋め立て場所がない

生ゴミには悪臭や火災の原因になるため、「住居付近ではない」「飲み水として利用される水源の近くではない」という条件を満たした場所にしか埋め立てることはできません。条件を満たしたとしても海や土壌の汚染に繋がり生態系を乱す恐れがあるため簡単に埋め立てていくことはできないのです。

 

中国でゴキブリを活用した生ゴミ処理

中国の山東省・済南市・章丘区では、生ごみをゴキブリの力を使って処理を行っています。

ゴキブリを活用した生ゴミ処理の流れ

  1. 「飼育室」に大量のゴキブリを用意する
  2. 集めた生ゴミをから鉄やガラス、プラスチックを取り除く
  3. 生ゴミを砕いてペースト状にする
  4. 輸送管で生ゴミを「飼育室」へ送る
  5. ゴキブリが生ゴミを食べる

 

どのくらいの量のゴキブリがいるの?

総重量およそ300トンもの量のゴキブリがいます。数にすると、およそ3億匹だそうです。

 

ゴキブリの種類

ワモンゴキブリという種類のゴキブリです。日本にも生息しており、日本では最大級の大きさのゴキブリです。

 

どのくらいの量の生ゴミを処理できるのか

1日およそ15トンの生ごみを処理できるそうです。

 

ゴキブリが脱走しない仕組み

脱走したゴキブリは水の中に落ちるようになっており、さらにその水には”食虫魚”を泳がしているのだそうです。

 

ゴキブリは薬にもなる!

中国では昔から”ゴキブリミルク”とも呼ばれるゴキブリから抽出された成分が、呼吸器官や胃の炎症の治療薬として有効であると考えられています。

 

ゴキブリ繁殖ビジネス

ゴキブリは薬として昔から活用されていたため、昔から大量のゴキブリを飼育し繁殖させるビジネスもあります。ゴキブリ繁殖ビジネスの大手企業である「グッドドクター・ファーマシューティカル・グループ」ではおよそ60億匹ものゴキブリが飼育されています。

AI(人工知能)とビッグデータで効率的に繁殖

「グッドドクター・ファーマシューティカル・グループ」では、ゴキブリの成長に、湿度・温度・食糧がどう影響するのかであったり遺伝子変異などの変化を監視してデータ化し、それをAI(人工知能)で処理させて、最適な飼育方法で効率的に繁殖させるというシステムでゴキブリ飼育の管理を行っています。飼育工場は完全自動化されており、一切人間の手を介さずに大量のゴキブリが生み出され、薬効のあるゴキブリミルクが抽出されているようです。

 

牛乳の3倍の栄養価を持つゴキブリミルクも!

パシフィック・ビートル・コカローチという種類のゴキブリから抽出されるゴキブリミルクは栄養価が高く、牛乳の3倍以上ものエネルギーとタンパク質を有しています。

 

最後に

世界のゴミ問題も解決させ、薬としても栄養源としても使え、繁殖も早く大量に行えるため、地球の飢餓問題を解決する「スーパーフード」として注目している企業も少なくないのだそうです。中国ではその姿のまま油で揚げたメニューもありますが、多くの人にとっては抵抗のあるものなので、ゴキブリ粉にしてパンやスナック菓子などに混ぜ込み、健康食品として蘇らせることもできると考えられています。