中国アリババの独身の日の売上推移と売れる理由と背景

中国アリババの独身の日の売上推移と売れる理由と背景

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本の通販サイト楽天の一年分の売上を11月11日(独身の日)の1日だけで達成する中国巨大ECモールアリババの売り上げ推移、独身の日とはどんな日なのか、なぜ売れるのかについて説明していきます。

 

独身の日とは

中国では「11月11日」という日付は”1”が並ぶことから、「独身の日」と呼ばれるようになりました。すると、中国国民の間では”独身から抜け出そう”という意識・動きが出てきました。中国語で”脱光”は”独身から抜け出す”という意味で、さらにまた別に”丸裸になる”という意味もあり、ここから転じて”売り尽くす”というキャンペーンを仕掛けたのが中国ネット通販大手のアリババ社です。

独身の日とアリババ社

アリババ社は、中国国民が”独身の日”と呼ばれる11月11日に”独身から抜け出そう”という動きがあることを捉え、プレゼントの需要があると読み、割引キャンペーンを行うことで莫大な売り上げを達成するまでになりました。

莫大な売り上げ

日本のネット通販大手の楽天は一年間でおよそ3兆円の売り上げがあります。対して中国のアリババ社は、楽天の1年分の売り上げを11月11日だけで達成してしまうほどの売り上げなのです。恐ろしいですね。。

Alibabaの”独身の日”の売上推移

  • 2009年:12億円
  • 2010年:168億円
  • 2011年:984億円
  • 2012年:3648億円
  • 2013年:6900億円
  • 2014年:1兆1160億円
  • 2015年:1兆6440億円
  • 2016年:2兆520億円
  • 2017年:2兆8594億円
  • 2018年:3兆5000億円

 

記念日を活かした販売戦略

このアリババの成功は日本のバレンタインデーで”チョコを女性から男性にプレゼントするもの”というキャンペーンを打って成功した日本のチョコレートメーカーと似ています。

バレンタインデーのルーツ

兵隊さんを強くするために結婚が禁止されていた3世紀のローマ時代にまで遡ります。この時代にバレンタインという司祭(牧師とも呼ぶ)がいました。このバレンタインさんは結婚禁止の命令を強く反対しており、多くの人を結婚させました。しかし、これに当時の皇帝であるクラウディウス2世が怒り、バレンタインさんは西暦270年2月14日に殺されてしまったのです。バレンタイン司祭の死を悼む宗教儀式がバレンタインデーのルーツですが、中世に入ると若者が愛の告白や贈り物をする日に変わっていったと言われています。日本では1958年に”女性から男性へ”をキャッチコピーにしてメリーチョコレート会社がチョコレートを販売し、ついでモロゾフや森永といったメーカーもバレンタインキャンペーンを打ち出し、急速に「バレンタインデーは女性が男性にチョコを渡す日」となっていったのです。