井上尚弥がWBSS勝利!ボクシング業界の仕組みや団体

井上尚弥がWBSS勝利!ボクシング業界の仕組みや団体

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井上尚弥がWBSS勝利しましたが、そもそもWBSSとは?から、複雑なボクシング業界の仕組みや団体、違いをわかりやすく紹介していきます。

 

ボクシング業界の仕組み

ボクシング業界は様々な団体が存在しており、団体によってルールも異なります。

IBF(国際ボクシング連盟)

  • フリーノックアウト制
    レフェリーが続行不可と判断すればノックアウト(KO)の数に関係なく試合終了となるフリーノックアウト制です。
  • ゴングに救われない
    またノックダウンして倒れた選手に対してレフェリーが行う10カウントは、ラウンド終了を告げるゴングが鳴っても継続されるので「ゴングに救われる」ということは起きません。
  • バッティングで試合続行不可の場合
    またバッティング(頭突き)によってまぶた・ひたいなどから出血が止まらなく試合続行不可能となった場合、バッティング回数が4回以下の場合は引き分けとなるが、5回あった場合には判定によって勝敗が決められます。
  • オープンスコアリングシステムじゃない
    オープンスコアリングシステムではないため、試合中に採点は公開されません。
  • ラウンドマストシステム
    判定員はできるだけ差をつけて判定するようにする

 

WBC(世界ボクシング評議会)

  • フリーノックアウト制
  • ゴングに救われない
  • バッティングがあった場合
    バッティング(頭突き)が見られた場合、レフェリーが故意かどうかを判断し、偶然なら1点、故意なら2点、”負傷していない選手”が減点されます。
  • バッティングで試合続行不可の場合
    IBFと同様、4回以下の場合は引き分けとなるが、5回あった場合には判定によって勝敗が決められます。
  • オープンスコアリングシステム
    オープンスコアリングシステムのため、試合中に採点は公開されます。男子は4、8ラウンド終了時点で公開され、女子では4、7ラウンド終了時点で公開されます。
  • ラウンドマストシステム

 

WBA(世界ボクシング協会)

  • スリーノックダウン制
    1ラウンドで3回ダウンしてしまうとノックアウトが成立し、試合終了となります。
  • ゴングに救われない
  • バッティングで試合続行不可の場合
    IBF・WBCと同様、4回以下の場合は引き分けとなるが、5回あった場合には判定によって勝敗が決められます。
  • オープンスコアリングシステムじゃない
  • ラウンドマストシステム

 

WBO(世界ボクシング機構)

  • スリーノックダウン制
  • ゴングに救われない
  • バッティングで試合続行不可の場合
    IBF・WBC・WBAと同様、4回以下の場合は引き分けとなるが、5回あった場合には判定によって勝敗が決められます。
  • オープンスコアリングシステムじゃない
  • ラウンドマストシステム

 

ボクシング4団体の格付け

ボクシング4団体の中でも加盟している国の数がWBCは最も多いので、WBCが強い選手が集まりやすく権威が高いと言われています。WBAが一番歴史としては長いのですが、近年に王座が乱立し、同じ階級に複数の王者が存在するなどの複雑さが原因となりファンの間では以下のような格付けとなっています。

 WBC > WBO > IBF > WBA

 

WBAの王座乱立

WBAでは1つの階級に「スーパー王座」と「レギュラー(正規)王座」の2つの王座が存在します。これは1つの同じ階級の中で”2人の王者”が存在する可能性があるということになります。レギュラー王座は一般的にイメージされるチャンピオンのことですが、レギュラー王座についている選手が他の団体でも王者になると、スーパー王座に昇格します。すると、レギュラー王座は空くことになります。レギュラー王座決定戦が開催され、これを制するとレギュラー王座につく王者が誕生することになるのですが、この時にスーパー王座につく王者との対戦はありません。そのため、1つの同じ階級に2人の王者が存在することになり、さらにレギュラー王座についたと言っても、その上にはスーパー王座につく選手が存在しているため、王者と言っても実質”2番手の王者”となってしまうというものになり複雑性が増してしまっているのです。

 

ボクシングの階級

  • ヘビー級
    90.719 kg 以上
  • クルーザー級
    90.71 kg 以下
  • ライトヘビー級
    79.38 kg 以下
  • スーパーミドル級
    76.20 kg 以下
  • ミドル級 72.57 kg 以下
  • スーパーウェルター級(ジュニアミドル 級)
    69.85 kg 以下
  • ウェルター級
    66.68 kg 以下 
  • スーパーライト級(ジュニアウェルター 級)
    63.50 kg 以下
  • ライト級
    61.23 kg 以下
  • スーパーフェザー級(ジュニアライト 級)
    58.97 kg 以下
  • フェザー級
    57.15 kg 以下
  • スーパーバンタム級(ジュニアフェザー 級)
    55.34 kg 以下
  • バンタム級
    53.52 kg 以下
  • スーパーフライ級(ジュニアバンタム 級)
    52.16 kg 以下
  • フライ級
    50.80 kg 以下
  • ライトフライ級(ジュニアフライ 級)
    48.98 kg 以下
  • ミニマム級(ストロー級)
    47.62 kg 以下
  • アトム級(女子のみ)
    46.26 kg 以下

 

井上尚弥がWBSS勝利!!

WBSSとはワールドボクシングワールドボクシングスーパーシリーズのことで、ボクシング4団体のWBC・WBO・IBF・WBAから各階級のトップ8名を選出して、団体の垣根を超えて”本当にその階級で一番強いのは誰か”を決定するトーナメントです。この準々決勝にて井上尚弥が見事60秒でKO勝利を飾りました。

井上尚弥の次戦のWBSSは?

まだ開催日・開催地・対戦相手いづれも未定で、2019年5月ごろに、アメリカで開催されると予想されており、対戦相手はエマヌエル・ロドリゲスとジェイソン・モロニーの勝者となります。