2020年オリンピックで導入されるサマータイムって?その内容と効果

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックの時に暑さの対策として導入が画策されているサマータイムとはどういったものなのか?その内容と効果について紹介していきます。

 

サマータイムとは?

簡単にいうと「太陽が出ている時間を有効活用しよう!」という制度です。

どうやって?

みんなの時計の針をみんなで一斉に早めるのです。太陽が出ている時間の間にみんな仕事など活動をしましょうということですね。具体的にいうと、例えば「明日からサマータイムです。午前2時になったら午前3時に時計の針を合わせてね」と国から連絡が来るのです。みんなでその連絡通りに「時計の針をズラして」後は「その時計に応じて今まで通り生活」をするのです。要は、”夏はせっかく太陽が他の時期より明るく照らしてくれるんだから、他の時期より早く仕事して、早く切り上げましょう”ということです。

サマータイムを忘れていると・・・

サマータイムが始まっているのにそれを忘れていると「仕事に遅刻する」「学校に遅刻する」「友達や彼女との待ち合わせに遅れる」ということが起こってしまいます。

サマータイム実施期間が終わると

時計の針をまたみんなで一斉に遅らせて元の時間に戻すということが行われます。

 

サマータイムを導入している国

およそ70カ国ですでに導入されており、主要国(経済・社会的に発展している国)の中で導入していない国は「日本」「中国」「インド」が挙げられます。

 

アメリカではデイライトセービングタイム

アメリカなどの英語圏の国々では”サマータイム”とは呼ばず、”デイライトセービングタイム”と呼ばれています。

 

海外でのデイライトセービングタイム

おおよそ半年間はデイライトセービングタイムが実施されているようです。

 

デイライトセービングタイムの狙い

涼しい

1時間早まっているから涼しい時間に活動できる

省エネ

1時間早めて涼しい時間に活動することで、クーラーなどの機器の消費電力を削減できる

 

デイライトセービングタイムの結果

省エネはあまり見込めない

1時間早く活動するからといって1日あたりの消費電力にほとんど違いは見られませんでした。

時差ボケ状態

時計を1時間早めたとしても、体内時計も一緒に早まる訳ではないので2、3週間”時差ボケ”のような状態になってしまう。つまり、体内時計を1時間早めるように調整するための順応期間として、2、3週間要するということ。

健康被害

心筋梗塞の患者が10〜20%増加。

 

日本のサマータイム

日本でもかつてサマータイム実施

1948年〜1951年の3年間の間、日本でもサマータイムが実施されていました。しかし、残業増加などの不平不満の声が相次ぎ、廃止されることになりました。

日本での2020年導入案

2020年〜2022年の2年間だけ、サマータイムを導入するという案が出ています。ずらす時間は2時間とも言われています。

経済効果は7000億円と言われているが・・・

サマータイム導入によって時間が早められることで、外出が増えて、個人の消費が増加すると考えられています。しかし、これはあくまで”定時に帰ることができたら”という前提があってのこと。時計の時間が早められても「外はまだ明るいからまだ残業できるね」ということで、帰る時間が一緒のままでは何も変わりません。また、試算された7000億円という経済効果の中には”システム改修費”、つまり”電子機器や業務システム、WEBサービスなどに組み込まれた時計をサマータイムに対応させる”という費用が入っていることで一見大きな経済効果があると思ってしまうだけです。

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